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雷雨

   
買い物帰りに
突然の雷雨に濡れて帰りながら
(傘もってなかった)

『今聞こえたり 見えたりする雷は
 感覚としては怖いけど
 本当は怖くはないんだよなあ
 あたしが無事に見ている てことは
 その雷は既に落ちた ということだから

 本当にあたしが怖がるべき
 あたしに落ちてくる雷は
 音が鳴ったり 光る瞬間
 あたしに現在進行形で
 落ちているわけだから
 怖い と感じる暇はないんだろうなあ』

と ぼんやり考えてた。

雷も 雨も とても激しかったし
服もびしょびしょで
とても 不快だったけれど

そんな風に考えたら
いつもは 怖い雷が
ちっとも 怖くなくなった



あたしがいま感じている
この 雷そのものが
あたしに 落ちることはない

あたしに
落ちる可能性があるのは
あたしが 感じている
光や音とは 別のものだ

そして それが もし
あたしの真上に落ちるとしたら
あたしは それそのものを
怖がることは きっとできない

別の 光や音から
連想した様を
怖がることはできても

それは それそのものでは
決してない
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