FC2ブログ









ドラッグストアにて…いち 

実は 地味に 考え事が止まらない

昨日もそうだったけど あたしね
結構よくあるんだ
恐らく 知的障害者であろう人が
突然 すごい勢いで向かってきたり
そんな感じのこと

そういう おはなしのひとつ
ちょっと 書きたくなったんだ

あたしね 一年前かな 二年前かな
とあるドラッグストアに行って
買う物をカゴに突っ込んで
レジに並んでたんだ

それで漸くレジにたどり着いて
精算 て時になってね

あたし特に意味もなく
ぼんやり周りを見回したんだ

そしたらね
多分障害者の方とね
目があったみたいで…

あたしの後ろには
他の人が並んでたんだけど

その人は急にこっちにきて
あたしと他の人の間に
するりと入り込んで
あたしの背後十センチくらいのとこに
張り付いてきた

その人は何も持ってない
買う予定も多分ない
でも ぴたっと張り付いてる

あたしよりもずっと
身体が大きい男性

あたし 怖くなって
酷く混乱して
立っているのも精一杯

で 不意に その人に
『ねぇ』て 言われて

あたしの恐怖と混乱は最高潮に達した

あたしはカゴをレジに置き去りにして
わき目も振らずに 店を出た

心臓がバクバクして苦しい
身体に上手に力が入らない

このひとはなに
一体何がしたいの

何故こんなことをするの
訳がわからない
訳がわからないことは怖い

知らないひとに
こんなにも近づかれることは怖い

あたしは逃げた 兎に角逃げた
ドラッグストアの外に出たからって
安心なんて出来なかった

訳のわからなさは
全て恐怖に変換されて
膨れ上がって
あたしの混乱に拍車をかけた

でも そんな中で
あたしがドラッグストアから
逃げ出す瞬間か 少し前か
とりあえずあたしが 怯え始めてから
実際に出ていく前までの何時かに

その人は 言ったんだ
すぐ傍にいる あたしにしか
聞こえないくらいの
小さな小さな声で

『ごめんね』って

あたし 正直 その人が
きちんと言葉を話せるなんて
わからなかったから
とても 驚いたんだ

すぐに その驚きも
強大な混乱の
一部に変わったんだけど

『ごめんね』かあ
『ごめんね』かあ

うん

勿論その時は あたしの脳ミソも
気持ちも何もかも
恐怖でいっぱいだったから

(『見ず知らずの』
『身体の大きい男性』が
『突然』
『場所が満員など
仕方ない状態でもないのに』
『背後十センチ程度の場所に
入り込んできて』
『張り付いてる』
それだけの理由があれば
あたしが 恐怖で混乱状態に陥るには充分)

わからなかったけど

今 考えるとさ
あたしにはその人が
その人の行動が
怖くて 混乱するほど
解らなくて
解らなくて
たまらなかったけど

その人はきっと
解ってたんだよね
あたしが酷く怯えてることも
それがその人の行動故だってことも

だってそうじゃない
謝る てのは そういうことだと思うの
少なくとも
自分に責任があって
相手に迷惑や負担をかけた てことが
わかったってことだと思うの

そしてその迷惑や負担が
物理的なことならまだしも
あたしはすごく怖かったし
マナーとかから言うなら
その人は滅茶苦茶だと思うけど
傍目にみて明らかなような
具体的な何かをされた訳ではない
(暴力や罵倒や盗難など)

その人は 解ってて
あたしには 解らなかった

行動はあたしから見たら
訳がわからなくて怖かったけど
その人は あたしなんかより
ずっと 『解って』いた

傍目にみたら多分
(あたしの思い込みだったらごめんなさい)
あたしの方が多分 振る舞い自体は
一般的だったろう

傍目にみたら多分
(あたしの思い込みだったらごめんなさい)
その人の行動は あまり一般的では
なかっただろう
(いきなり入り込んできて
背中に張り付くのは
やっぱりおかしいよね?)

あたしの方が行動はまともだろう?
傍目には普通だろう?

でも 『感じとること』に関しては
そうではないかもしれない

あたしには相手の意図も感情も
なにも解らなくて
その人にはなにかが
解っていたのだから

あたしの感情が
その理由の場所が
少なくとも 謝罪の言葉が
飛び出すくらいには
解っていたのだから

あたしは『怖い』だけだった

その人は 多少なりとも
『解って』そして『思いやった』
スポンサーサイト